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アジャイルにおけるクロスファンクショナルチームとは?

ニュージーランドアジャイル開発では、小規模なクロスファンクショナルなチームが重要視されています。

会社のさまざまな機能分野の人々で構成され、プロジェクトの成功に貢献することになります。それは技術スペシャリストだけではなく、ビジネスアナリストやマーケティングなども、必要であれば柔軟に参加します。

このクロスファンクショナルなチーム構成は、日本とはかなり違うところで、戸惑うことだと思います。日本だと、SEがマーケティング担当者とディスカッションする機会など、ほとんどないですよね。


クロスファンクショナルチームの構成

クロスファンクショナルチームは、スクラムチームの成功と生産性向上に役立つ重要な要素の1つです。機能横断型チームは、より柔軟性があり、変化するニーズに迅速に対応でき、継続的なサポートとメンテナンスをより適切に処理できます。


クロスファンクショナルチームの例


  • 進行役:スクラムマスター

ビジネス系

  • プロダクトオーナー
  • DX
  • ビジネスアナリスト
  • マーケティング

技術系

  • 開発者
  • テスター
  • UI





いろいろな言葉が出てきてややこしいですが、私流の簡略化した説明では、以下のような感じです。

  • アジャイル開発とは、俊敏に柔軟にソフトウェア開発するための手法
  • スクラムとは、アジャイル開発を実現するためのフレームワークの一つで、スプリントと呼ばれる短い周期を繰り返す
  • スクラムチームは、クロスファンクショナルな多様な専門家で構成される


チーム


クロスファンクショナルチームで働く所感

一緒に目標に向かうチームという風に考えると、とても理にかなっているチーム構成だと思います。

一番興味深いのは、このクロスファンクショナルチームのアジャイル開発では、リーダーやマネージャーとなる存在がいないということです。すべての構成メンバーに専門的な役割があるのです。

プロジェクトをスムーズに進行させる役割として、スクラムマスターがいます。技術者でもなくビジネスアナリストでもない、いわゆるファシリテーションの役割を持ちます。

私の経験では、ビジネス系の仕事を担当するのはローカルの方や英語ネイティブな方が多く、技術系はインドやアジアからの非ネイティブの方が多いような気がします。

ビジネス系の方が話している内容を聞き取るのは大変です。たぶん私がビジネス的なことに関心がないから、耳から英語の音が素通りしてしまうんだと思いますが^^;

幸いというか、技術者として話をする機会が多いのはUIやテスターの方であって、DXやビジネスアナリストから技術者に直接作業が回ることは少ないと思います。




  • この記事を書いた人

Juni

NZ在住の現役ITエンジニア。2010年にニュージーランドに渡航。現地の大学院を卒業後、数回の転職を経て、現在はNZの働きたい企業上位の職場に落ち着きました。

そんな経験をもとに、ニュージーランドでの働き方やワークカルチャー、就職活動方法などを紹介しています。

グローバルでも優秀もない人間が、海外でどうにか生きている様を発信しているので、海外転職を希望している方は、このブログを読んで自信を持ってください。

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