NZでの就活アプローチ|いかに早く採用側と会う機会を作るか
海外での最初の就職活動は、誰もが苦労しますよね。海外で仕事をしている人は、みなさん大変な経験をしていると思います。
そこで今回は、もし私が10数年前に戻って、就職活動で苦労していた自分にアドバイスをするなら、こういうことを伝えるだろうと思うことを書きました。
就職活動、大変だよね~。CV送っても送っても、返事こないし…。どうやったら、上手くいくの…???
ニュージーランドの就活事情
まず最初に、どれだけの人がニュージーランドで仕事を探しているか考えてみたいと思います。かなりの人がNZで仕事探ししてるだろうと予想できます。
- NZの地元の人
- 留学生
- ワーキングホリデーで滞在してる人
- 近しい国の人(イギリス、オーストラリア)
- NZ移住を希望する世界中の人
求人サイトからのオンライン公募では応募数が多すぎて、CVのスクリーニングの時点で埋もれてしまい、面接までたどり着く可能性は低いと思います。日本人の場合、いかに素晴らしい学歴や前職があったとしても、NZの人は日本の大学名や企業名に詳しくないでしょうから、差別化を図ることは難しいです。
またCVのスクリーニングの前段階として、NZの求人サイト公募は空求人であることも少なくありません。(少しややこしい話ですが、雇い主は外国人を雇うために国内での求職者を見つける事ができなかったことを証明しなければいけないので)
そういった空求人のため、CVを見てすらもらえてない可能性も大きいのです。
自分なりの就活アプローチ
人それぞれ経験も得意とすることも違うので、就職活動のアプローチも一律ではありません。またニュージーランドの文化を理解し、カルチャーに合わせたアプローチをとる必要もあります。
受け身で待っているだけで、キラッと光る才能で、CVの山から見つけ出してもらえる人なら、こんな努力をする必要はありませんが、私を含め多くの人は普通の人ですよね。自分から行動する必要があると思います。
もし私が10数年前に戻り、海外経験ゼロの状態で、いちからNZで仕事探しをするとしたら
いかに早く、採用側の人間と直接会う機会を作るか
を一番に考えると思います。
なぜなら、私には下記のような強みと弱みがあるからです。
- 強み:自分をプレゼンテーションすることが得意
- 強み:技術者なので、モノを直接見てもらいたい
- 弱み:英語が流暢ではない
- 弱み:技術テストが得意ではない(勉強したくない)
また、多少なりとニュージーランドのワークカルチャーを知っているからです。
- NZの人はビジネスにおいても、フレンドリーでカジュアル
- NZの人はおしゃべりが大好きで、初対面の人にも親切(仕事中だから相手できない、などと邪険にされることは、ほぼないでしょう^^;)
- 一つ一つのCVを、細かくチェックしたりしてないと想像できる^^;
こういったことを考慮すると、私にとっては、採用に近い人とダイレクトに会って話をするのがてっとり早いと思われます。
就職活動の具体例
中小企業であれば、こんなアプローチは有効かも!
例えば、求人サイトで公募を見つけたら、小さい会社であればダイレクトに会社を訪問し、話を聞いてくれる人を探します。もし技術者と話す機会ができて、CVと自分の作ったアプリでも見てもらえたら、話はきっと盛り上がると思います。
もし空求人だったらとしたら、採用者は決まったなどと教えてもらえるでしょうから、間違った期待を持たずにすみます。
大企業であれば、こんなアプローチがいいかも…、でもまずは人脈づくりかな
大きな会社であれば、Linkedin経由でスタッフにアプローチすると思います。手当たり次第アプローチすれば、誰か興味を持ってくれる人が現れるかもしれませんし、採用担当者に口添えしてもらえるかもしれません。
また、積極的に行動することでコネクションも広がるでしょう。
転職で大事なのはリファレンス
NZでの最初のキャリアが出来れば、そこからの転職は楽になります。LinkedIn経由でスカウトやリクルートエージェントからの連絡がくると思います。
転職の際にとにかく大事なのは、リファレンスです。私は基本的にNZは優しい世界だと感じていて、ネガティブな評価はそんなに言われないように思っています。
ただ大切なことは、『チームプレイヤーであること』『多文化社会で働けること』、この点には気をつけています。
もし十数年前に戻ることができたら、就活で死にかけてた私に、こういうアドバイスをしてあげたいです笑